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“幻想のルチア”
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ドニゼッティ作曲: オペラ「ランメルモールのルチア」を
演出家 岩田達宗の手により再構成されたハイライトオペラ「幻想のルチア」
「日本全国の皆様に質の高いオペラをわかりやすくご覧いただきたい」との願いから
生まれ変わったオペラ・ライブ!
〈原語上演・ナレーション付・ピアノ伴奏〉
ルチア
エドガルド
ピアノ&エンリーコ
演出
: 佐藤美枝子
: 未定
: 河原忠之
: 岩田達宗
 Stage Live video
〈推奨:56kbps〜〉
 ライブで演奏される音楽を聴く歓びというものは、例えば桜の華を愛でるのに似ている。華は咲いたかと思えば、あっという間に散ってしまう。咲き誇る瞬間、刹那の美の体験、それはライブの音楽の歓びというものとあまりにも似ている。
 音楽とは所詮、一瞬の空気の振動に過ぎない。だから、それを体験することができた者の記憶には残っても、実際には永遠に喪われてしまうものだ。
 録音を聴く事も素晴らしい音楽体験ではあるが、録音を聴く歓びとライブの音楽を聴く歓びは決して一緒にはできない。それは音楽を歓ぶものにとって自明の事であろう。
 華の美しさは単に視覚的なものだけではなく、又、ライブの音楽の歓びは単に聴覚的なものだけではない。その刹那、瞬間を生きる快感に他ならない。だから、ライブの音楽の歓びは華を愛でる歓びに似ている。
 そして美しい華を咲かせつづける樹が偉大であるように、美しいライブの音楽を実現しつづける歌手は偉大である。
 人々を魅了しつづけるライブの歌手というものは、美しい華を毎年咲かせつづける偉大な樹に似ている。
 偉大な桜の樹とは華の満開の一瞬に限らず、春の新緑、夏の濃厚な緑、秋の陰影、冬の孤高、これら全ての瞬間に於いて美しい樹のことである。
 なぜならば、そういった桜には、広々と行き渡る根と不屈の強靭な幹に支えられた美しい枝振りがあるからである。
 偉大な桜は華を咲かせるまでもなく、その枝振りの美に於いてすでに我々を魅了する。そして華を咲かせるその刹那、予想を超えて我々を圧倒する。
 枝は成長し、逞しく時間を乗り越え、どんな時も心してそれを見るものを魅了する。そしてその歳々に応じ、一度として同じことなく、と、同時に、一度として変わることなく見事な華を咲かせてくれる。
 そして偉大な歌手も、華を咲かせる演奏という瞬間の美しさだけでなく、その存在に於いて我々を圧倒する。偉大な歌手とは、美しい枝をもって見事な華を咲かせつづける偉大な樹にたとえられる。
 美枝子とは読んで字の如し。これほどこの歌手の在り方を言い極めた言葉、名前はあるまい。
 佐藤美枝子、という名前は音楽の神様の啓示である。その同時代に生きる我々の幸福をすら象徴している。
〈オペラ演出家 : 岩田 達宗〉
オペラ「ランメルモールのルチア」  〜ストーリー〜
ルチア 舞台写真1 時は17世紀、ところはスコットランド。
この地方一帯を支配するエンリーコと、旧城主のエドガルドは仇敵の仲。しかしエンリーコの最愛の妹ルチアは、仇のエドガルドと恋に落ちてしまう。激怒した兄のエンリーコはルチアに高官との政略結婚を無理やり承諾させるが、その婚礼の晩、ルチアはどうにもならない身の上を嘆くあまり気が狂い、夫を刺し殺してしまう。傷心のエドガルドが祖先の墓の前でたたずんでいると、ルチアの昇天を告げる鐘が鳴り響く。エドガルドは彼女の後を追うべく、ゆっくりと剣をぬく……。
ルチア 舞台写真2
ルチア 舞台写真3 ルチア 舞台写真4
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